株っていいですよね!
ちゃんとした銘柄を買えば配当とかで不労所得になっちゃいますし。
でも、その「ちゃんとした銘柄」ってなんだよ!て思う人もいるかもしれません。最近日本株が安定していないのも事実です。
そこで、今回は僕が「ほぼ間違いなく買いだっ」と考える株、ネスレ株について書きたいと思います!
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この記事を読むと幸せになれる人
- これから上がりそうな株を知りたい人
- ネスレ株が気になっている人
- ネスレについて知りたい人
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先に言いますが、ネスレってとんでもない会社です。もちろん、いい意味で。
ネスレ株を買う買わない問わず、話のネタにはなると思います。
Let’s Know about Nestle!!
目次
ネスレについて
ネスレは、スイスのヴヴェイに本社を置く「世界一」の食品・飲料会社です。
個人的に食品・飲料世界一の会社ってアメリカにあると思ってたんですね。あの人たちよく食うし。
でも、実際はスイスのネスレが世界一なんです。確かに、コーヒー・お菓子・乳製品とかどんな分野でもネスレの商品が思い浮かぶなぁ。
ちなみに、日用消費財(化粧品とか洗剤とか、1年以内に消費されるもの)の分野ではP&Gに次いで世界第2位。無敵か。
ネスレの株価・詳細情報は?
ネスレの株価や詳細情報(2016/10/9現在)は以下のとおりっ
ネスレの株価・詳細情報
- 株価:75.25(スイスフラン)
- 株価収益率(PER):26.88
- 1株あたり利益(EPS):2.80
- 時価総額:234.190(10億スイスフラン)
- 発行済株式数:3.112(10億)
- 株価売上高倍率(PSR):2.60
- 配当利回り:2.99
今の日本円/スイスフランのレートが105.28円くらいなので、
- 1株あたり7922.32円
くらいですね。「高っ!」と思うかもしれませんが、日本株と違って1株から買えるので元手があんまなくても買えちゃうんです。ていうか日本株の1単元=100株ってのがよくないっ!
PERは26.88。ちょっと高めかな…という感じもしますが、
- P&GのPER:24.36
- ションソン&ジョンソンのPER:22.22
ということを考えると、日用消費財に関する会社はこのくらいが普通なのかもしれません。(ちなみに、日本一の日用品メーカー「花王」のPERは24です)
配当も3%近くあるっていうのはいいですね!
そして、ネスレの長期チャートがこちら。

https://www.bloomberg.co.jp/quote/NESN:VX より引用
美しい右肩上がりです。
こんなチャート、なかなか見ませんよ。なにこの「約束された上昇」感。
こういう日用品とかって、継続的に消費されていきますからね。
いきなり使われなくなるっていうのはあまりないので、買われ続ける商品の利益を研究に使って新しい商品を生み出すっていう好循環が評価されてるんだと思います。
ネスレ株が買いだと思う3つの理由
いよいよ本題です。
これまでネスレのことを色々書いてきましたが、僕がネスレ株を買いだと思う理由は3つあるんです。
それは、
- 半永久的に継続するであろうビジネス
- ネスカフェに見る継続課金モデル
- 薬品部門への進出
です。詳細っ
ネスレのビジネスモデルは人間の根源的欲求である「食」がターゲット
ネスレのビジネスの根底にあるのは「食」です。
今後テクノロジーがどれだけ進歩したとしても、健康として・及び娯楽としての「食」が他の何かに取って代わることはないでしょう。なんてったって人間の活動の根源ですからね!
そしてネスレはその「人間の活動の根源」である「食品・飲料」分野において世界一なんです。そしてその立場はそう簡単には崩れることはないはずです。強すぎて。
キットカットは10年先も食べられ続けるだろうし、オフィスに置かれるコーヒーの大半はきっとネスカフェのまま。
ネスレのビジネスは向こう100年も続いていると思います。
ネスカフェのような「継続課金」ビジネスがネスレの地盤を磐石にしている
ネスレといえば「ネスカフェ」が有名ですね。これ、定期便っていうのがあるって知ってましたか?

わかりやすいネスカフェ「定期便」の図
簡単に言うと、
- 無料(!)でネスレからコーヒーマシンを借りる
- 定期的にネスレからコーヒーが送られてくる
- 消費者が払うのはコーヒー代のみ(送料無料)
ていうプランになっていて、消費者からすればコーヒーマシン無料だし、コーヒー買いにいく手間無いしでなんとも嬉しいものなんです。コーヒーマシンって買うと高いし!
でもなんでネスレがこんな太っ腹なことをするかというと、継続課金モデルは強いからなんです。
短期的に見れば、「コーヒーマシンを買ってもらってコーヒーも自分で買ってもらう」のが一番儲かります。マシン代も入るし、送料もかかりません。
しかし、マシンは売ってしまえばそこでおしまいです。コーヒーは違うメーカーに乗り換えられてしまったらネスレは儲かりません。
そこで、ネスレは「マシンは無料だしコーヒーはこっちが送ってやるよ」とすることで、継続的にコーヒーを買ってもらえるようにしたわけです。
※この「コーヒーマシンのバリスタとドルチェグストを比較」した記事でも書いてますっ
考えてみれば、このビジネスモデル
非常〜によくできてます。
- コーヒーマシン無料→他社のマシンを買うのはソン
- コーヒー定期的に送る→「どうせネスレから来るからそれでいいか」ってなる
- ネスレは定期的にコーヒーが「ほぼ自動的に」売れる。
人間って、一度始めたことをやめたり変更するのにストレス感じますからね。一回定期便を契約させてしまえば、大体の人はそのままネスレから買い続けるはずですね。
しかもある程度広まればネスカフェにかける広告費も削れそうですね。売り場で他のメーカーと争う必要がないので。
ところで、この継続課金モデル、IT系だと割と一般的です。
Adobeのソフトは月額制になりましたし、レンタルサーバーも月額。もしかしたらこの「ネスカフェ定期便」もそういうところからヒントを得たのかもしれませんね〜〜
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※ネスカフェ自体とてもいいサービスです。個人でも申し込みできるので、興味ある方は下のリンクからネスカフェの公式ページに行ってみてください。
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ネスレは薬品部門へ進出し、「製薬」までも変えようとしている
これからのネスレがより磐石になる理由です。
ネスレは、自社で「糖尿病治療」の薬を開発しており「薬品業界」への進出を狙っています。
ていうか、幾つかの薬品はもう売られてるみたいなんです。
その「糖尿病治療薬」が完成すると、
- ネスレのお菓子を食べる
- 糖尿病になる
- ネスレの糖尿病治療薬で治る(1へ戻る)
というループが完成します。どう転んでも、ネスレが儲かるわけです。
それだけではありません。ネスレは製薬の概念そのものを変えようとしています。
上に書いた「ネスカフェ」ってありますよね?自宅でコーヒー作れるアレです。
どうやらその「ネスカフェ」をモデルとして、「食品から薬を調合するマシン」を作るつもりみたいなんです。
その結果、消費者はお菓子みたいに美味しい「薬」を調合して毎日食べたり飲んだりするでしょう。治療の一環として。
薬の原料?もちろん、ネスレから定期便で送られてきます。

とてもわかりやすいネスレ「調剤マシンビジネス」の図
ネスレの食品を食べ、ネスレのマシンで調合した薬を飲み、「おいしく健康な生活」を送る。
それが、「栄養・健康・ウェルネス企業」を目指すネスレが僕たちに与えようとしている生活です。
こんな感じに、
- 半永久的に継続するであろうビジネス
- ネスカフェに見る継続課金モデル
- 薬品部門への進出
あたりがあまりにも強力で、これからもネスレの企業としての力は強くなっていると考えられるので、「ネスレ株は買いだっ!」と思うんです。
ネスレ株唯一?のデメリット
今まで書いたように、ネスレは超優秀な会社です。
もしかしたら、もう買おうと思ってマネックスとかネット証券で探した方もいるんじゃないでしょうか。
どうでしょう、ネスレ株ありましたか?…ないんですよね。
そう、ネスレ株唯一と言ってもいいデメリットは「ネットで買えない」ってことです。スイス株を扱うネット証券会社がないんです。
そうなると、店舗窓口で口座を開いて買う必要があります。大和証券とか、野村證券あたりで開けるみたいです。
ちなみに僕は大和証券で口座を作りました。…作ったんですけど、時間が空いて買い方を忘れちゃったんで近いうちにまた聞きに行きに行くつもりです。ちょうどネスレ高騰してたから!
ということで、ネスレ株を買いたい場合は大手証券会社の窓口に行きましょう。
※2018/3/8追記
ちょっと特殊ですが、ネスレに投資する方法がありました!
それは「iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF」通称「KXI」を買うという方法です。
※ETFとは、特定分野に分散して投資できる銘柄。日経225みたいなやつです。
このKXIは91種類の銘柄で組まれているのですが、その中でネスレの保有割合は1位(7.17%)!KXIへの投資≒ネスレへの投資と言えます!
また、KXIに組み込まれているのは
- P&G(5.89%)
- コカ・コーラ(4.86%)
- フィリップ・モリス(4.83%)
- ペプシ(4.50%)
- ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(3.86%)
などなど、超優良銘柄。投資の神様バフェットも保有している銘柄多数です。
仮にネスレの株が下落したとしても、他の銘柄でカバーしてくれることが期待できますね。
ということで、ネスレへ投資するなら
「iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF」通称「KXI」
を買いましょう!僕も買うつもりです、マジで。
気になるKXIの買い方ですが、マネックス証券で買うことができます。
マネックス証券は国内株・海外株両方の購入に対応しているので、この機会に口座を作っておくことをおすすめします!
まとめ:買い方が面倒ということを除けば、ネスレ株はいいぞ!

日本株を買うよりよっぽどオススメです。
今回は、ネスレ株に関して株価や買いだと思う理由を書きました。
- ビジネスモデルが「食」
- 継続課金モデルの採用
- 薬品分野への進出
買いにくいということを除けば、投資対象としてこんなに素晴らしい銘柄はそうそうないと思います!
「どの銘柄を買えばいいんだろう…」とか考えている方、ネスレ株を購入してみてはいかがでしょうか。
もしETFでネスレに投資するなら、マネックス証券でKXIを買いましょう!
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