1巻で完結する漫画っていいですよね。
kindleの容量圧迫しないし、一つ一つが「作品」ッて感じで。
手軽に満足感も得られますし。
今回は、そんな「1巻完結型漫画」の中でもオススメなものをレビューします!
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この記事を読むと幸せになれる人
- 1巻で完結する漫画が好きな人
- 何巻にもわたるような漫画に疲れてしまった人
- kindleに漫画を入れて持ち歩くことが多い人
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1巻で完結する漫画には、なんていうか「作者の世界観」があっていいですね。
今まで買ったことない人も、この記事をきっかけに読んでみてもらえればって思います。
目次
おすすめ1巻完結漫画①:グッバイエバーグリーン(せきはん)

雰囲気も、出てくる人もみんないい。
グッバイエバーグリーン あらすじ
「自分が何を頑張ったらいいのか」わからなくなっていた、高校生の翼(17)。
そんなある日、彼女はおじいちゃんの工房で、古い2ストのバイクを見つける。
日を浴びて輝くバイク。その姿を見て、彼女は決意する。
「死んだおじいちゃんが直したものを、持ち主に届けよう!」
彼女の夏が、今始まる。
グッバイエバーグリーン 感想
なにこの心地よい読後感
ホントに、なんだかフワフワとした満足感に包まれます。ええ話
あと、めっちゃバイクに乗りたくなるんですよね。
多分主人公の翼が、超楽しそうにバイクに乗ってるからだと思います。
もしかしたら、バイクに乗ったことない人も乗りたくなるかも、ってくらい楽しそう。
話としては「亡くなったおじいちゃんが直したけど、持ち主に届けられなかったものをバイクで届けに行く」っていうストーリーです。
大体「一話につき一人に」届けに行くんですが、その相手がまたいいキャラ。
- やたらとカッコいいことを言うバイク屋(ボス)
- お気に入りの場所に連れて行ってくれる「赤ベコのおじさん」
- 不器用な、おじいちゃんの弟子(アマヤケンジさん)
特に一番上の「ボス」。
この回のみのキャラにしてはやけに濃いなと思ってたら、別の漫画にも登場してるんです。
それがこの恋ケ窪ワークス。
18歳の〝あやめ〟は親友のしのぶをバイクの事故で亡くしてしまう。
葬儀の日、屋上から飛び降りようとした彼女の前に〝バイクの妖精〟を自称するヒゲの男があらわれた。
走る道を見失ったあやめは、その男の経営する小さなバイク屋で働くことになった。
少女とバイクと忘れられない日々の物語が始まる。
amazon「恋ケ窪ワークス(上)」より引用
バイクの妖精って
あらすじを見る限り、ちょっとしんみりとした部分もある作品みたいですね。
現在在庫切れになってるので(注文はした)、届き次第こっちのレビューもしたいと思います。
こんなふうに、主人公以上に魅力的な人が多いのも、グッバイエバーグリーンの読後感に繋がっているように思えます。
ちなみに、僕がこのグッバイエバーグリーンで一番好きな台詞は、
翼の「おじいちゃんのこと嫌いだったんですか?」という問に対する
「おまえも 誰かにうまく気持ちを伝えられなかったことくらいあるんじゃないか?」
って台詞です。
不器用ですね。
でも「”うまく”気持ちが伝わっていなかった」だけで、本心はきちんと伝わっていたことがわかります。読んでると。
読後感も、登場人物も、出てくる台詞も、みんないい。
グッバイエバーグリーンは、おすすめの一冊です。
おすすめ1巻完結漫画②:竜のかわいい七つの子(久井諒子)

全体的にストレスなく読める
ダンジョン飯で印税生活一直線なうな久井諒子さんの短編集。
この人の作品はどれも安定してますね。絵もうまいし。
この「竜のかわいい七つの子」には短編が七つ収録されています。
どれも大体ハッピー(?)的な終わり方をしているので、安心して読めますよ!
そのなかから3つについてちょっとだけ紹介しますっ
竜のかわいい七つの子収録作品①:竜の小塔
あらすじ
舞台は、小塔を挟んだ「山国」と「海国」の2国。
2国は戦争をしているが、小塔に竜が子育てのために住み着いたため、一時停戦している。
そんななか、海国のある青年が2国間を行き来するようになった。
最初は不審に思っていた山国の娘も、だんだん彼に心を許していく。
やがて、竜の子育てが終わりに近づくとともに、戦争の始まりも近づいていく…
あらすじを見ると結構重めの話に見えますね。
でも、いい感じの終わり方をするんで安心して下さい。いい話です。
ちなみにこの山国の娘(名前忘れた)、結構かわいい。
で、海国の青年は普通にイケメン。
はいはい、みたいなね。はいはい。
なんにせよ、いい読後感な作品です。
竜のかわいい七つの子収録作品②:金なし白祿
あらすじ
都一の画家とまでいわれた白祿。
しかし、今では弟子に騙されて画材も買えないほどお金がない。
「こうなったら、今までに売った絵に目を入れて、飛び出た動物を売って金にしてやる」
彼の描いた絵は巧みすぎて、描かれた動物が紙から飛び出してしまう。
それを防ぐために片目は描かずにおいてあるのだが、今こそそこに目を入れる時。
片目を入れて紙から飛び出した武士と馬(贋作)を従え、絵を売った人たちのもとへ向かうが…?
画竜点睛を欠く、ということわざを元にした作品。
テーマも面白いんですが、ストーリーもいいんです。
笑いあり、怒りあり、涙あり…まさに人情ドラマ。テンポもいい。
人情ものが好きな人に、おすすめです。
竜のかわいい七つの子収録作品③:犬谷家の人々
あらすじ
家族全員が超能力者の、犬谷家。
今日は主人公のありさも能力に目覚める日だったが、その能力は
「着衣中の服をパジャマに変える」というものだった。(妹は時空を歪める能力)
落ち込むありさ。そんなとき、探偵の銅田一が家に訪れる。
超能力がばれないように努める犬谷家総員だが、かえって銅田一に不審に思われてしまう。
犬谷家は秘密を守り切れるのか───?
フツーにおもしろい
収録作品の中で一番ギャグ寄りの作品ですね。これは笑う
その笑いもなんというかシュールな感じで、とても好み。
読みきり短編なんでナイとは思うけど、続編が出たら是非とも読みたい作品です!
ちなみに一番好きなシーンは、父親がテレパシーでありさに語りかけるシーン。
良いこと言ったのに…感がめっちゃいい。
おすすめ1巻完結漫画③:永沢君(さくらももこ)

やっぱアンタが主役だよ、永沢君!!
永沢君 あらすじ
「ちびまる子ちゃん」影の主役、永沢君にスポットライトが遂に当たる!
時は中学時代。
かっこ良くなろうとする永沢君。
不良になろうとする永沢君。
美女を虜にする永沢君。
藤木とコンビを組み、目指すはツービート!?
みんなの知らない、でもみんなの知ってる永沢君が、ここにはいる。
永沢君 感想
もう感想とかなくてもいいんじゃないでしょうか
だって絶対おもしろいってわかりますからね。実際おもしろいし
スゴいなって思うのは、
- かっこ良くなろうとする
- 不良
- 漫才
- 恋愛
- ハガキ職人
っていうあらゆる切り口から書いているのに、
ああ、永沢君だなァ…ってなるとこですね。さくらももこ、恐るべし。
読んで後悔はない(ネタとして)一冊です。
「イマイチ買う踏ん切りがつかないな…」って人もいるかもしれません。
そんな人のために、絶対に買いたくなる画像を貼っときますね。
僕からは以上です。
今後も引き続き追加していきますっ
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