広島市内で、自然と景観を味わえるお寺。
それはどこかと言われたら、僕は三滝山にある「三瀧寺」をぜひ推したい。そう思います。
実際、行ってみて「こんなところが市内にあったんか…」と驚きました。ホントに自然と調和してた
今回は、そんな三瀧寺の見どころ5つをご紹介します!
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この記事を読むと幸せになれる人
- 広島市内で自然を感じたい人
- 広島の古いお寺を見たい人
- 山奥のお寺に魅力を感じる人
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ちなみに、三瀧寺は紅葉がとても見事なんだそうです。
僕が行ったのはまだ紅葉してなかったので、近いうちにまた行かねば…
目次
三瀧寺についてざっくり説明

このマップ的看板は入り口付近にあります
POINT
- 空海が809年に創建
- 3つの滝が特長的
- 原爆投下時、臨時救護所として使われた
広島市内の山「三滝山」の中腹にあるのが、三瀧寺。
創建は空海。1200年以上続く、古いお寺です。
名前の通り、お寺の敷地内に滝があるのが特長ですね。
また、原爆投下時は臨時救護所として使われました。境内の建物のいくつかは「被爆建物リスト」に登録されています。
[aside type=”boader”]アクセス
- JR可部線三滝駅から徒歩20分
- 山陽道広島ICから25分
- 広島バス22号線「三滝観音」行(終点)
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[btn class=”lightning”]三瀧寺公式サイト[/btn]
三瀧寺の見どころ①:名前の由来でもある3つの滝

これは中間にある二之瀧、梵之瀧
三瀧寺には、
- 一之瀧:幽明之瀧
- 二之瀧:梵音之瀧
- 三之瀧:駒ヶ瀧
の3つの滝があります。
それぞれ水流は異なっており、幽明之瀧が一番高い場所。その次に梵音之瀧、最も下にあるのが駒ヶ瀧です。
参拝しながら滝巡り、って感じでとても楽しめます!
ちなみに、ここの滝の水は平和記念式典に献水されるんだそうです。
三之瀧:駒ヶ瀧

ちょっと沖縄の「斎場御嶽」思い出した
三瀧寺に入って最初に見つかる滝が、この駒ヶ瀧。
高さはあまりなく、幅が広いのが特長的ですね。「湧き水」という感じ。
そして駒ヶ瀧のすごいところは…

なかなかのインパクト
弘法大師らの銅像に出会えます。
この銅像の裏に駒ヶ瀧があるんですけど、その前にこれが見えるんで結構衝撃は強めです。

聖地感ある
二之瀧:梵音之瀧

登っていく階段の途中で見えてきます
三之瀧:駒ヶ瀧があった場所から登っていくと、二之瀧:梵音之瀧が見えてきます。
ここは庭もついてて、一番豪華というか「滝っぽい」場所ですね。

残念ながら立ち入り禁止

滝壺(?)には鯉がたくさん
雪とか降ったら、もうめっちゃくちゃいい雰囲気になりそうです。寒そうですけど。
一之瀧:幽明之瀧

本堂よりも上にあるという衝撃
二之瀧:梵音之瀧のあったところからさらに登り、本堂よりも登っていくと、一之瀧:幽明之瀧があります。
ホント、高い場所にあります…

奥に見えるのが本堂
階段を登っていき…

こちらが本堂。中の荘厳がかなりいいので、ぜひ入ってください
本堂を通り抜けると…(奥に階段がある)

結構体力を要するので覚悟が必要
幽明之瀧につきます。かなり滝の近くまでいけます!
周りには、

絵馬は本堂の横に売ってた
寺社や

なかなかいい構図。奥は幽明之瀧
生き生きとした狛犬がいます。
高いので景色も良く、登ってきた甲斐があったなァ〜〜なんて思える場所ですね。
ちなみに、これ以上登るとハイキングコースに突入するんですけど、甘く見ない方がいいです。これは後述します。
三瀧寺の見どころ②:たくさんの仏像

これは本堂横の仏像たち。
三瀧寺、ホントに仏像の数が多いです。特に石像。
隙あらば仏像、というくらいあちらこちらに出現します。
その証拠に、写真を並べていきますね。

駒ヶ瀧の近く

これはどこだったかな…

梵音之瀧の横です

本堂の裏です

奥に見えるのは本堂と売店(?)ですね

梵音之瀧横。なぜか供物が
いかがでしょうか。なかなかの数だと思います
ちなみに、(たぶん)一番高い場所にあったのはこの仏像。

この雰囲気すごい

てっぺんに、ぽつりと置かれています

女性の仏像です

いい景色
かなり神秘的というか、場所も仏像そのものも不思議な感じがありますね。
ぜひ見に行ってもらいたいんですが、この場所本堂とはまた別の方向に登る必要があります。体力勝負です。
ちなみに、ここに載せたのは仏像たちのほんの一部。三瀧寺に行けば、もっと多くの仏像に出会えますよ〜〜
三瀧寺の見どころ③:往路でだけ鳴らせる鐘

復路では鳴らしてはいけない
本堂へ向かう途中に、鐘があります。
この鐘、参拝者もついていいそうです。普通鳴らしちゃいけないとこ多いので、これはうれしい。
その鳴らし方は「一礼→鳴らす→合掌礼拝」です、間違えないように!
連打は厳禁だそうです。

これ気づかずに復路で鳴らすとこだった
あと、鳴らしていいのは往路だけ。復路はダメです。

鐘つきを体験できるのってうれしい
せっかくですから、本堂まで行く前に鳴らしていってみてください。
三瀧寺の見どころ④:広島県の重要文化財、多宝塔

実際は、和歌山県から移築されたものなんだそう
入り口すぐ近くに、見事な朱色の塔があります。
これは多宝塔といって、広島県の重要文化財に指定されているそう。
そして中には、国の重要文化財に指定されている「木造阿弥陀如来坐像」が安置されています。
残念ながら中を見ることはできませんでした…
この多宝塔が和歌山から移築された目的は、原爆犠牲者の供養のためだそうです。
そしてこの三瀧寺は原爆の被害をあまりうけなかったそうで、臨時救護所として使われたといいます。
そうした背景からも、多宝塔はここ三瀧寺に置かれたのかもしれません。
三瀧寺の見どころ⑤:独特の雰囲気があるお茶屋:空点庵

お茶ができるのはここだけ
入り口近くに、三瀧寺唯一のお茶屋「空点庵」があります。
登り下りに疲れたら、ここで休憩していきましょう。

お茶やお菓子以外にうどんもある
お店はかなり独特の雰囲気で、「おばあちゃんちのような、売店のようなお茶屋」というのが一番近い気がします。
売店(?)では絵葉書が売ってたり、土産物があったような気がする…

窓際の席。池が見える
窓際に座ると、池が見えます。なかなかいい雰囲気です。
写真を撮り忘れてしまったんですけど、抹茶とお菓子のセットを注文しました。抹茶が濃くておいしかった
帰りに寄って行くのにちょうどいい場所にあるので、ぜひ寄ってみてください〜〜
三瀧寺の見どころ(おまけ):ハイキングコースは気軽に行くところではない

ホントにハイキングコースだったか疑わしい
上にも書きましたが、幽明之瀧より上はハイキングコースです。
「ここからハイキングコース」みたいなものはなく、唐突に道が険しくなります。

「唐突に道が険しくなった」証拠写真。超滑る
登るのに苦戦するのはもちろんなんですけど、要所要所に立ってる看板が恐怖心を煽ってきます。

もはや「登山」ってかいてある
約一時間か…結構あるな…
この時は15~16時くらい。そう思いながらも、急げばまあ大丈夫かなんて思っていたところ

?

容赦なし
帰ろう。
割と早い段階で山門が閉まるそうです。15時を回っていたら、無理をせずに引き返しましょう。

かなり高い場所に登ったりもする
この辺ですでに結構ハードなので、ここから先は体力・時間に自信のある人だけ行ってください…
閉門時間にはお気をつけて!
まとめ:市内観光するなら行っておこう

最後になっちゃったけど、入り口はこんな感じ
今回は、広島市内のお寺「三瀧寺」の見どころを5つ、ご紹介しました。
- 三瀧寺についてざっくり説明
- 名前の由来でもある、3つの滝
- たくさんの仏像
- 往路でだけ鳴らせる鐘
- 独特の雰囲気があるお茶屋「空点庵」
- ハイキングコースはナメない方がいい
広島市中心街(中区あたり)からも近く、歴史も古い三瀧寺。
登り下りはかなりありますが、景色も良いのでその甲斐はあると思います!
是非、広島観光の際は訪れてみてください〜〜
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