自転車乗りの聖地といえば、しまなみ海道。
日本広しといえど、島々を自転車で渡って海を横断できる場所ってなかなかありません。
今回は、そんなしまなみ海道に行く前に知っておきたい10のこと!紹介します。
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この記事を読むと幸せになれる人
- 今度しまなみ海道サイクリングに行くつもりの人
- でも自転車はそんなに乗り慣れてない人
- 準備とかについて色々知りたい人
- 実際に行った人間の体験談を知りたい人
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ちなみに当時、僕の自転車経験はほとんどママチャリでした。ロードバイクは何回か乗ったってくらい。
なので「そんなにガチな自転車乗りじゃない人」にとって、かなり役立つと思います!
目次
- 1 しまなみ海道サイクリングの予備知識①:尾道駅の周りにはいい感じの通りがある
- 2 しまなみ海道サイクリングの予備知識②:レンタサイクルでクロスバイク借りられる
- 3 しまなみ海道サイクリングの予備知識③:日焼け止めを塗ってから走ろう
- 4 しまなみ海道サイクリングの予備知識④:一眼でもスマホでも、写真を残す準備をしていこう
- 5 しまなみ海道サイクリングの予備知識⑤:荷物は軽めにしておこう。肩とかつらいから
- 6 しまなみ海道サイクリングの予備知識⑥:橋を渡っていく→坂を登る必要がある
- 7 しまなみ海道サイクリングの予備知識⑦:風、強い。とにかく風強い。
- 8 しまなみ海道サイクリングの予備知識⑧:1日で渡りきろうとするのは無謀
- 9 しまなみ海道サイクリングの予備知識⑨:ゴールはとりあえず道の駅にしとくといいかも
- 10 しまなみ海道サイクリングの予備知識⑩:帰りはバスがおすすめ。自転車積める
- 11 まとめ:しまなみ海道サイクリングは楽しい、しっかり準備していこう
しまなみ海道サイクリングの予備知識①:尾道駅の周りにはいい感じの通りがある

始まりの地、尾道駅
尾道駅の周り、正直そんなに発展してません。
でも、かなりいい感じの通りとかがあるんです。一部を載せときます!

尾道駅を出て、左にいくとある通り

建物のふるさが良い。

カブ、めっちゃ合う

尾道城。
もちろんメインは、しまなみ海道を自転車で渡ること。
でも、ちょっと早めに来てこの辺見ていくのもオススメです。味がある。
しまなみ海道サイクリングの予備知識②:レンタサイクルでクロスバイク借りられる

めっちゃ愛車感あるけどレンタル
僕はレンタサイクルでしまなみ海道を渡ったわけですが、クロスバイクを借りられたのでめっちゃ助かりました。
正直、ママチャリしかないと思ってたのでびっくり。伊達にしまなみ海道のレンタサイクルやってませんね。

ここで借りました
しまなみレンタサイクルってとこで借りました。当日でも早めなら大丈夫!
他の自転車屋でいいロードバイクを借りることなんかもできるっぽいです。僕は予約が間に合わなくてムリでしたけど…ホントすぐ埋まるんで注意!
ちなみに「折りたたみ自転車持っていくぜ〜〜」って人は、相当の覚悟を持ってきたほうがいいです。
風とか坂とか、マジで苦戦します。
一緒に走ったパイセンが折りたたみ自転車(ブロンプトン!高いやつ)で走ってましたが、かなりつらそうでした…

苦戦するパイセンの図
レンタサイクルならかなり安く済みますし、持ち運びの手間もなし!こだわりが無いなら、レンタサイクルがおすすめです。
しまなみ海道サイクリングの予備知識③:日焼け止めを塗ってから走ろう

ホントに太陽が照りっ照り
走る前に、日焼け止めを塗ること。それか、アームガードをつけること。
これ、しまなみ海道サイクリングでは必須といえる準備です。忘れちゃったらコンビニとかで買ってでも塗っておくべき。
っていうのも、しまなみ海道は基本的に日陰少ないです。直射日光・紫外線ダイレクト。油断すると、めっちゃ焼けます。

日焼け止めは塗ってたけど、この格好はしまなみ海道をナメてた
日焼け止め塗ってても多少焼けましたから…塗ってなかったらと思うと、ゾッとするものがありますね。ダメージがすごそうで。
女性ならいざしらず、男性は基本的に日焼け対策ってあんましないと思います。でも、しまなみ海道サイクリングではちゃんとやってください。じゃないと後悔します、たぶん。
しまなみ海道サイクリングの予備知識④:一眼でもスマホでも、写真を残す準備をしていこう

こういう撮影スポットもあるしね
しまなみ海道サイクリング、一番のお土産になるものはやっぱり写真です。後から見返して、「あ〜〜ここ行ったな〜」とか思い出すの、とっても楽しいので!
個人的には、ミラーレス一眼レフとか持っていくのがオススメ。広角レンズも買っとくと、広大な島々を1枚に収めることもできちゃいます。

僕はミラーレス持っていきました
ちなみに、僕がミラーレスで撮ったお気に入りがコレ。

これはホントいい感じに取れた
スマホではなかなかこういうの、撮れません。ミラーレス持っていってよかった。
※この写真、スナップマートで売ってます。1枚だけ売れました。
もちろん、今はスマホの写真も高画質。そっちで取るのも十分ありです。
その際は、
- モバイルバッテリー持っていく
- 写真が入るようにストレージを空けていく
こと、心がけましょう。
電池無くなったらMAP見る時に困るし、ストレージ空いてなかったら今入ってる写真消さなきゃなんない。
出発前にここらへん、確認しておくとグッド。
しまなみ海道サイクリングの予備知識⑤:荷物は軽めにしておこう。肩とかつらいから

左側の、パンパンになってるリュックが僕のです。ホントつらかった
これは僕の反省でもありますけど、荷物は軽めにしていきましょう。
「ちょっと重いけどまあイケるでしょ」くらいの荷物量は”後悔”します。
僕の例で言うと、何を思ったかパソコンを持っていったんです。どう考えても頭がおかしかった。絶対重いじゃん。
いつ使うんだよ、って感じると思います。僕もそう思います。ただ、途中の島で一泊する予定だったので、そこで使うつもりだったんですよね…

持っていったmacbook air11。マジで使わなかった
それをリュックに入れて走ったわけですが、ホント辛かったです。最初はよかった。夕方すぎ頃から「肩の奥の方と尻」への痛み、ダメージが我慢できないくらいになりました…
お尻に負担がかからないように、リュックを前に背負って走ろうともしました。ムリでした。ペダルを漕ぐ脚にリュックがぶつかって超邪魔。
そんな苦労をしてまで運んだパソコン、結局使いませんでした。何のために…
あまりに辛かったので、宿の人にダンボール借りて宅配便で家に送り返す始末。ほんと、何のために…(その節はありがとうございました)
荷物を減らした二日目はどうだったかというと、超快適!でした。なんであんなもの背負って走っていたのか、ホント馬鹿らしくなりました。ホントに。
持っていく荷物は極力減らす。
肩と尻を守るため。
これを胸に刻んで、持っていくものを取捨選択してください。
しまなみ海道サイクリングの予備知識⑥:橋を渡っていく→坂を登る必要がある

「でけェ〜〜」「アレ、登るんだぜ」「ウワァ〜〜〜」
しまなみ海道の魅力は、なんといっても島々を渡っていくダイナミックさ。こんなに多くの島を渡って「自転車で」海を超える体験、きっとここでしかできません。
…さて、島を渡っていくということは橋を渡る必要があるということです。
そして、海に架かる橋は波を避けるために「高い場所」にあります。
そう、めっちゃ坂登ります。しかも、何度も!

「…坂だ」
よく、街とかで急な坂道見つけると「うわ〜〜」ってなるじゃないですか。別の道選んだり。でも、それができない。橋渡んなきゃいけないから。乗り越えなくちゃなんない。
まあ、登りきったときの達成感はけっこうあります。眺めもいいですし!

橋の上。眺めは確かにグッド!!
最後の方になると眺めもどうでも良くなってくるんですけどね。ハハハ
とりあえず、坂を何度も登る必要があるってこと、覚えておいてください。
しまなみ海道サイクリングの予備知識⑦:風、強い。とにかく風強い。

向かい風はマジできつい
島≒海沿いってこと考えれば想像つきますけど、ルートによってはハンパない風が吹きます。追い風だと嬉しい。向かい風だとホント辛い。
個人的には生口島(せいこうじま)がきつかったです…進めど進めど、向かい風。ずっと「バイクならカッ飛ばしていけるのに…」なんて思ってました。サイクリングに来たのに。
【せいこうじますくしょ】
もちろん、橋の上も基本的に強風です。「海の上×高い場所」ですもんね。むしろ風が吹かない理由がありません。
一番最後の橋、つまり愛媛県の「今治」に繋がってる「来島海峡大橋」っていうのがあるんですが、なんと4kmあります。

ホントここ風強い
規模がすごすぎる。途中にトイレありますからね、橋なのに。

それだけ渡るのに時間がかかるということ
ちなみにエレベーターで下に降りると、

橋にエレベーターがあるのがヤバい

この裏ステージ感よ
こういう場所に着きます。隠しステージ!
そしてこの橋、折り畳み自転車で来てたパイセンがめっちゃ苦戦してました。向かい風で全然進まなかったっぽい。
だから、レンタサイクルをおすすめしてるわけです。クロスバイクならそこそこ向かい風でも進むから。
風が強くて、要所要所で苦戦すること。これ、知っとくべきです。
しまなみ海道サイクリングの予備知識⑧:1日で渡りきろうとするのは無謀

しまなみサイクリスト御用達、しまなみ旅館
自転車で山越え余裕な「ベテランサイクリスト」ならいざしらず、そうでない僕のような人たちは、1日で渡り切ろうと思わない方がいいです。無理です。体力的にも精神的にも!
じゃあどうするかって言うと、途中で一泊しましょう。実際、僕が行った時はそうしました。

正面。味がある

結構繁盛してた

部屋から海が見える
僕達が泊まったのは伯方島。4つ目の島です。
昼前に尾道駅から出発して、ここについたのが20時とかだったのでかなり時間かかりました。午前中に出発すれば渡りきれたのかもしれないけど…

しまなみ旅館に泊まってたサイクリストたちのマシン
写真見るとわかるように、やっぱり同じようにサイクリングに来た人たちがいっぱいいました。こういうところに泊まるのも、またしまなみ海道ならではってもんですね。
ここの女将さん(?)、とってもいい人だったんでここはおすすめしておきたい宿です!
とりあえず、よほど自転車になれた人以外は途中で1泊すべき!です。
しまなみ海道サイクリングの予備知識⑨:ゴールはとりあえず道の駅にしとくといいかも

みきゃん(ゆるキャラ)と写真も撮れるぞ!
しまなみ海道を渡りきって、じゃあどこをゴールとしようか迷うと思います。
そんな時は、「サンライズ糸山」をゴールにするのがオススメ。

こういう看板がたってる

標識もある
しまなみ海道を渡りきってすぐのところにありますし、何より中から来栖海峡大橋が見えます。大迫力!

写真がこれしかなかった…後ろにあるのが来島海峡大橋
ああ、あれを渡ってきたんだなぁなんて思いながら座って休憩しましょう。
ちなみに、お土産も売ってたりするので

買おうと思ったけど重そうだからやめた
特に愛媛観光せずに戻るって人は、ここでお土産を買っていくと良いかもしれません。
ちなみに僕は手ぬぐい買いました。バリィさんの。
しまなみ海道渡りきったら、ゴールは「サンライズ糸山」にしておきましょう。
しまなみ海道サイクリングの予備知識⑩:帰りはバスがおすすめ。自転車積める

この像の近くにバスのりばがあります
帰りはバスにしましょう。自転車も積めるので安心してください。
「帰りも自転車で走りたい!」
って人は止めませんけど、けっこう無謀。バスなら楽だし早いです。そんなに高くないですし。
もちろん、全部のバスが自転車積めるわけじゃないので予約しましょう。んで、乗る前には自転車バラして載せましょう。ちょっとコツがいります。
※ちなみにレンタサイクルなら、愛媛側で返却できちゃいます!
自転車で来た道をバスでスイスイ進みながら眺めるの、なかなかオツなもんです。
「ああ〜〜あの坂きつかった〜〜」みたいな感じ。
よっぽど体力に自信がある&走りたい人以外は、バスで帰りましょう。
注)自転車が積めるバスは要予約です!忘れずに!
まとめ:しまなみ海道サイクリングは楽しい、しっかり準備していこう

ゴール「サンライズ糸山」について安堵する一同
今回はしまなみ海道サイクリングについて、知っておくべき10のことを紹介しました。
- 尾道駅は割と何もない
- レンタサイクルではクロスバイクも借りられる
- 日焼け止めを塗ってから走ろう
- 写真を残す準備をしていこう
- 荷物は軽めにしていこう
- 橋を渡る≒坂を登る必要がある
- とにかく風が強い
- 1日で渡り切ろうとするのは無謀
- ゴールはとりあえずサンライズ糸山
- 帰りはバスがおすすめ、自転車も積める
実際行ってみて、島を自転車で渡っていくってのはかなり痛快です。めっちゃ楽しい。
だからこそ、”最高に楽しむため”にしっかり準備していきましょう!
まァいざとなったら「しまなみ島走レスキュー」っていう、救援サービスもあるから大丈夫!詳しくはリンク先!
今度しまなみ海道サイクリング行くつもりの方、良い思い出になることを祈りますー!
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