【Salesforce】現役SEが感じるセールスフォースのメリット・デメリット!導入に向いている組織や会社についてもまとめました

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maruo
Salesforceって良いの?正直なメリット・デメリットが知りたいぞ〜〜

 

その気持ち、よくわかります。公式サイトとか見てもよくわからないんですよね、ユーザのホンネみたいのが。

新しいシステムの導入ってベンダにとってもユーザにとっても一大事。しっかりと事前調査することは大切です。

そこで今回は、そんなSalesforceのメリット・デメリットや導入に向いている会社について正直に書いていきます!

 

ちなみに、僕自身はSEをやっておりSalesforce(主にSales Cloud)を扱っています。

認定Platformアプリケーションビルダー資格(旧認定Platformデベロッパー)

アプリケーションビルダー試験対策についても、そのうち書いていこうかなと思ってます

認定Platformアプリケーションビルダー資格(旧認定デベロッパー)も持ってますよ!

だから(?)安心してお聞き下さい〜〜

※この記事の内容はSalesforce≒Sales Cloudとして読んで下さい。Marketing CloudやService Cloudはまた別物なので…

 

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目次

Salesforce(セールスフォース)のメリット

salesforceは世界No.1のCRM

2018年現在も世界No.1のCRMはSalesforce

世界No.1CRMとしての圧倒的ネームバリュー

Salesforce、ネームバリューが圧倒的です。世界No.1CRMは伊達ではありません。

最近では電車の中吊り広告にもSalesforceの広告がでたりしてますね。他のCRM企業はほとんど見たことないのに。

この知名度の高さは導入のしやすさに直結します。ライセンス販売する側にとっても、導入する企業のシステム担当者にとっても。

ライセンスを販売するベンダーにとっては、お客さんがSalesforceを知っていればとても売りやすくなるはずです。ウチも入れようか迷ってたんだよ〜〜みたいな。

そして導入する会社のシステム担当者にとっては、上司や経営層を説得するのに知名度は重要です。よく知らない会社の製品って、上層部ほど導入を渋るもんです。

このように、導入の後押しをしてくれる「知名度・ネームバリュー」が圧倒的に高いことは大きなメリットですね。

 

圧倒的信頼性。セキュリティの高さもおそらくCRM中ナンバーワン

SalesforceをナンバーワンCRMの位置に押し上げているのが、やはり信頼性の高さ。

日本でも銀行や公的機関など、お堅いイメージのある業種でさえ導入するレベルです。

ポイントは次の3つでしょう。

  • 世界10箇所以上に分散されたデータセンター
  • 大規模マルチテナントシステムをスペシャリストが監視/管理
  • 年間数千億円以上のR&D投資

世界中にデータセンターが分散されているためデータ消失のリスクが非常に低く、マルチテナントシステムをスペシャリストが監視/管理しているため保守レベルも高め。

また、インフラへの投資額も並外れています。数千億って。

これほどにセキュリティに企業リソースを注いでいるからこそ、様々な企業・組織から信頼されるCRMとなっているわけですね。

参考:セールスフォースのセキュリティ対策

 

デフォルトで必要な機能がほぼ揃っている

CRMはニアリーイコール顧客管理・営業支援ですが、それを叶えるために必要な機能が最初から揃っています。例えばSales Cloudという営業支援アプリケーションの場合、

  • 商談(フェーズ管理)
  • リード(見込み客管理)
  • TODO(行動・作業割り当て管理)
  • ファイル(写真などデータ管理)
  • 取引先(顧客情報の管理)
  • 取引先責任者(取引先の責任者・担当者情報の管理)
  • キャンペーン(費用や収益の管理)
  • ケース(障害や対応状況の管理)
  • 売上予測(現状の商談状況から売上を予測)

といった機能が初めから備わっています。(他にも商品や価格表という機能もありますが割愛)

基本的な営業であればデフォルトで利用できそうなくらい、機能が充実しているわけですね。

もちろん、組織や会社の方針に合わせて入力項目の追加なども可能です。

 

ちなみに、デフォルトでSalesforce1というスマホ向けアプリも利用できます。

簡単な入力や後述するChatter投稿などはスマホでできてしまいます!営業が出先で日報入力、みたいなことができちゃいますね。

ブラウザで行ったオブジェクトの設定なども勝手にスマホアプリに反映してくれるのでとっても便利です。

 

権限や階層管理をかなり細かく設定できる

CRMのように会社組織とつながるシステムにとって、権限設定はとても重要です。

セールスフォースでは、こういった権限やアクセス制限をかなり細かく設定できます!

  • ロール(組織階層)
  • プロファイル(職種のような、一定の権限を有したグループ)
  • 権限セット(特定の権限をまとめたセット)
  • オブジェクト制限(テーブルのセキュリティ)
  • 項目セキュリティ

などなど、ユーザ同士の権限から個々データへのアクセス制限まで細かく設定することが可能です。

Salesforceでは「パートナーコミュニティ」という、社外の人を招待する機能もついています。

フツーなら社内システムに入れるなんてご法度ですが、上記のように細かく権限・アクセス制限ができるため、可能なんですね。

 

コードを書かずに自動処理(フロー)を作れる

Salesforce、コード書かずに自動処理を作ることができます。

インフォテリアのASTERIAみたいにコンポーネントを繋いで処理を作っていく感じですね。

Salesforceのフロー

ちょっとクセはありますが、それなりの処理を組むことが可能です

コンポーネントはループや分岐、レコード検索などがあります。基本的にはレコード操作ですけど、画面を呼び出してユーザに操作してもらうことも可能です。

Salesforceはデフォルトでもある程度使えるんですが、やっぱり手の届かないところもあるんですね。あるレコード更新したら別の処理走らせるとか。

そういうとき、このフローがとても役立ちます。痒いところに手が届く感じ。

 

Chatterというツイッターみたいな機能がある。無料ライセンス5,000人分!!

SalesforceにはChatter(チャッター)という情報共有・交流機能がついてます。社内SNSといったほうがいいでしょうか。

機能的にはほぼツイッターですね。フォローやコメント、写真のアップロードなんかが可能です。

これの便利な使い方が「事例など聞きたいけど誰に聞きたいかわからない」ような事柄を聞きたいとき。まさか全社員にメールするわけにいきませんからね!chatterなら、全社員グループ向けにつぶやくだけでOK。

社員が多ければ多いほど、知っている誰かが答えてくれる可能性が高くなります。はてなの人力検索に近いかも。

そしてChatter最大のメリットが、Chatter専用ユーザはライセンス料が無料(5,000人分)なこと!

正社員はSales cloudなどのライセンスを割り当てて、パートさんたちにはChatter専用ユーザを割り当てて情報共有するっていう使い方もいいですね。

 

新UIのLightning Experienceはなかなかオシャレ

Lightning Experienceの画面

ホーム画面。カスタマイズも可能です

Salesforceといえば、長い間「基本的に画面がダサい」と言われ続けてきました。(間違ってはいない)

しかしそのUIも時代に即して新しくなり、フツーにお洒落なLightning Experience(LEX)となりました。これはいい!

見た目がかっこよくなっただけでなく、以前(Salesforce classic)は画面遷移が必要だった処理もポップアップでできるようになったり「機能的な進歩」も兼ねています。

未だに垢抜けないエンタープライズ向けのサービスが多い中、ちゃんとオシャレなデザインにしてくるSalesforceはわかってますね!

 

デモ環境が簡単に作れるので、お客さんにすぐ見せられる

これはベンダー的なメリットですが、Salesforceは開発環境を無料で利用することができます。しかも、すぐに作れちゃう。

さらに、Salesforceは基本的にコーディング無しでカスタマイズが可能。GUIで組織や機能を作り込んでいけます。

なので、見込みのあるお客さんに対して「ウケそうなデモ環境をサッと作って見せに行く」ってことが可能です!ベンダーとしてもこれは結構嬉しいポイント。

これはお客さん側にとっても良いことで、提案されているシステムがどんな動きをするかがとてもイメージしやすいんです。

エクセルとかで画面イメージ作って説明して…じゃ伝わりにくいですもんね。実際に動く環境を見せられるのは確実にメリットです!

 

公式の学習サイト(Trailhead)や開発環境が無料で使える

trailheadサイト画像

実行環境で実際に作りながら学ぶことも可能です

セールスフォースには公式の学習サイト、Trailheadがあります。

このサイトではSalesforceの機能や仕組みごとにパートが分かれていて、実際に開発環境を動かしながら学習することができます。

そして開発環境(実行環境)は無料で作成することができるので安心です。→Developer Edition

これの何が良いかっていうと、社内にSalesforce使える人材増やしたいときの学習教材になるってところ。

社内で勉強会とか外部に委託するのもアリですけど、それだとコストが結構かかっちゃいます。復習とかもやりづらいし。

Trailheadでは、学習を終えた単元は「バッジ」がもらえます。修了証書みたいなやつですね。

このバッジはマイページで一覧することができるので、自分が終えた単元をすぐに確認できます。復習したい単元のバッジをクリックすれば、すぐに学習ページに飛ぶことも可能!

こういった学習や開発できる環境を公式で揃えてくれてるの、とってもありがたいです。

 

毎年4回のアップデートで常に最新のインフラ。新機能も無料で利用可能

クラウドであるSalesforceのウリのひとつ。年4回のアップデートをSalesforce側で行ってくれます。

これの何がいいって、お客さん側では何もやらなくていいところ!自社サーバ立ててた頃考えると、信じられないかもしれません。

またちょくちょく新機能が追加されるんですが、その機能は無料で利用することができます。

パッケージだと「この新機能いいなぁ〜でも買い替えもなぁ〜〜」なんて感じですが、Salesforceならその心配ナシ。

最終的には、Salesforce一つであらゆる社内・社外業務ができるようになるかもしれません…!

 

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Salesforce(セールスフォース)のデメリット

salesforceのデメリット

salesforceにもデメリットがあります(主に価格)

月額費用(ランニングコスト)が高い

お客さん(ユーザ)を悩ませる最大のポイントがココです。率直に高い。

たとえば営業支援としてSales Cloud、今後を考えてEnterprise Editionを導入する場合、18,000円(税抜)/月かかります。

そしてこれ、1ユーザあたりの金額です。100ユーザいるなら毎月1,800,000円かかります。すごい。

maruo
※すべて標準ユーザで導入した場合を想定しています

もちろん、工夫によって金額は変動します。営業以外の人にはSales Cloud標準ユーザの代わりに「Sales Cloud他のアプリに特化した機能(商談とか)は使えないけど、オブジェクトへのアクセスはできる」というPlatformユーザを利用するといった工夫です。

Platformユーザのコストは3,000円(税抜)/月のため、多少抑えることができますね。最低1ライセンスはSales Cloud標準ユーザが必要になりますが。

ただこれ、別にSalesforceが悪いわけじゃないんですね。それくらいのセキュリティやインフラ投資をしてきているサービスなので、高いのは仕方がないというか。

簡単に言ってしまえば「客を選ぶサービス」だということ。企業として体力があり、導入による利益アップがコストに見合う場合にSalesforceを使うべきなんです。

駆け出しのスタートアップが「とりあえず入れとこうぜ〜〜」なんてノリで入れるもんじゃないってことですね。

(Lightning Essentialsという少数向けプランもありますけど、いずれにしろ月額なのでメリットより固定費上昇のデメリットのが重いと思います)

参考:Sales Cloudの価格

 

ライセンス体型がマジでわかりにくい(組織・ユーザ)

「公式サイトの価格表、外注さんが作っているのでは?」

との声が聞こえてきそうなくらい、ライセンス体系がわかりにくいです。特に公式サイトだと。

このへんざっくり言ってしまうと、

  • 組織ライセンス(エディション):組織全体のライセンス。組織内ユーザはこのライセンス権限以上のことはできない
  • ユーザライセンス:ユーザ単位のライセンス。標準ユーザの権限は組織ライセンスの権限に準拠する

という感じですね。組織のエディションが決まると、その組織内標準ユーザのライセンス権限が決まるということ。

サンプルがあったほうがわかりやすいですね。下に2つ並べてみました。

サンプル

  • Lightning Enterpriseエディションが入っている組織→標準ユーザの権限はLightning Enterpriseでできることまで
  • Lightning Professionalエディションが入っている組織→標準ユーザの権限はLightning Professionalでできることまで
maruo
Enterpriseのほうが高いエディションなので、Professionalよりも多くのことができます

そして、Salesforceでは1つの組織に複数のエディションは混在は不可。Sales CloudのEnterpriseとProfessional、それぞれの権限を持つユーザが1つの組織に存在することはありません。

だから、Enterpriseでやりたいことがあるなら組織のエディションをEnterpriseにする必要があるということです。特定のユーザにだけEnterprise分の権限を〜みたいなことができないので。

※各エディションごとにできることは公式サイト下部の表を参照のこと

 

印刷やハード機器との連携はあまり強くない

クラウド型システムなので当然といえば当然ですが、印刷などは苦手です。

ブラウザの画面を印刷、というカタチなら簡単ですが「Salesforce内で帳票を作成して、ボタン一つで出力したい!」なんて要望はちょっとむずかしい。

App Exchangeにある印刷アプリを導入すればできないことはないですけど、まあコストは高くなりますね…

そもそもSalesforceがペーパーレスとかもメリットとしているので、紙に出力しようとするのをやめろって感じなのかもしれません。

納品書とか帳票とかバンバン出力するような、俗に言う基幹システムにはあまり向いてないと思います。

 

Lightning Experience、表示速度が遅め

メリットとして褒めたLightning Experienceですが、デメリットもあります。遅いです。

これはWEBの進歩によるトレードオフでもあるわけですが、Javascriptやらが多く走るようになったので画面表示がちょっともたつくんですよね。

特にホーム。ダッシュボード処理が重いせいか、結構待たされます。数秒待つこともザラ。

僕が使ってるクロームブックの性能も関係してるかもしれないですが、以前のSalesforce Classicと比べると遅くなったなぁと思います。

 

年4回アップデートがあるので独自コード書く場合は注意が必要

こちらもメリットとして書いたことの裏返しですが、年4回のアップデートには要注意です。

というのも、上に書いたフローのような「Salesforceが公式に提供している機能」はサポートされるのですが、VisualforceやApexで実装した独自機能はサポートされないんです。

Windows Updateと似てますね。Windowsデフォルトの機能はサポートされるけど、.netなどで作成したexeは不具合起きる可能性ある感じ。

このアップデートリスクがあるんで、コード書かずにお客さんの要件叶えられるならそうするのがオススメです。お客さんにも説明するとわかってくれたりするし。

常に最新の環境っていうのはメリットではあるんですけど、独自で実装する部分については不具合が起こる可能性があるので要注意です。

 

Salesforce(Sales Cloud)導入に向いてる会社・組織

Salesforce導入に向いている会社

高いコストをペイできる会社こそ、積極的に導入すべき

営業主体、もしくは営業力が利益に直結する会社

SalesforceはCRM兼SFAみたいなもの。要するに「営業効率・受注率アップ」のためのシステムです。

だから、価格が高くても利益が上がってペイするならオールオーケーなわけですね。これぞ投資ってやつ。

つまり、営業力が会社の業績を左右するような会社こそSalesforceを導入すべきです!何業種かあげてみると、

  • 不動産営業
  • 人材派遣営業
  • 証券営業

あたりでしょうか。いずれも顧客単価がとても高く、かつ商材による差別化が難しい業種です。

受注が1件増えるだけでも、十分ペイできるんじゃないかと思います。ぜひ導入を。

 

社内のデータを1箇所にまとめたい会社

Salesforceのいいところとして、顧客情報以外のデータもまとめることができるという点があります。

例えば社内で散らかり気味なのが、

  • 日報
  • 報告書
  • 社内備品情報
  • 問い合わせ対応書類

などなど。こういった書類やデータ、溜まっていくと社内を圧迫するばかりか有効活用することができません。

特に勿体無いのがクレーム!一度対応した履歴が簡単に検索できたら、どれだけ対応効率がアップするか…Salesforceならそれが可能です。

社内のデータをまとめて、使いたいときにすぐ検索して引っ張り出したい。

そんなニーズがある会社に、Salesforceはピッタリはまると思います。

 

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まとめ:Salesforceはお客さんを選ぶシステム。導入に向いてる会社か要確認!

Salesforceにもメリット・デメリットがある

世界一のCRMといえど、メリット・デメリットがあるもんです

今回は、Salesforceのメリット・デメリットや導入に向いている会社や組織について、現役SE目線で書きました。

  1. 圧倒的ネームバリュー|メリット
  2. 圧倒的信頼性、セキュリティ水準の高さ|メリット
  3. デフォルトで必要な機能がついている|メリット
  4. 権限や階層管理を細かく設定できる|メリット
  5. コードを書かずに自動処理を作成できる|メリット
  6. Chatterというツイッターのような機能がある|メリット
  7. 新UIがオシャレ|メリット
  8. デモ環境を簡単に作ることができる|メリット
  9. 公式の学習サイトや実行環境を無料で使える|メリット
  10. 年4回のアップデートで常に最新のインフラ|メリット
  11. 月額費用が高い|デメリット
  12. ライセンス体系がわかりにくい|デメリット
  13. 印刷やハード機器との連携は弱め|デメリット
  14. 新UIは表示速度が遅い|デメリット
  15. 年4回のアップデート、独自コードは注意が必要|デメリット
  16. 営業力が業績に直結する会社に向いている
  17. 社内データを1箇所にまとめたい会社に向いている

 

かなり正直に書きました!怒られないとよいな…(Salesforceに)

いくつかデメリットがあるとはいえ、トップCRMの座は揺るがないと思います。今も成長続けてますし。

メリット・デメリット踏まえた上で、導入を前向きに検討してみてください〜〜

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