高円寺の小杉湯、何かと有名ですよね。
”銭湯神”ことヨッピーさんからベタ褒めされたり、銭湯図解イラストレーターの塩谷歩波さんが番頭やってたり。
今回は、実際に小杉湯に行ってみて
「何がそんなに人を引きつけるのか」「小杉湯の魅力とは何なのか」
がなんとなくわかったので、まとめてみました!ぜひ参考にしてください〜〜
目次
高円寺の銭湯、小杉湯についてざっくり

この看板のレトロさもいいね
- 杉並区高円寺にある銭湯
- 交互浴の聖地と呼ばれている
- 超回帰水を湯船からシャワーまで利用
高円寺駅から徒歩5分の場所にある銭湯、それが小杉湯です。
その歴史は長く、創業は昭和8年。80年以上も愛され続けています。
またの名を「交互浴の聖地」といい、実際入ると交互浴をしている人がめちゃめちゃ多かったですね。
ちなみに小杉湯公式サイト、”インターネット黎明期”を感じられてとても良い。
住所 | 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目32−2 |
営業時間 | 15:30~25:45 |
定休日 | 毎週木曜日 |
料金 | 大人:460円 小学生:180円 幼児:80円 |
アクセス | 高円寺駅北口より徒歩5分 |
※施設情報・アクセス情報など
小杉湯の魅力①:圧倒的雰囲気のたたずまい。安心感がある
- まさに昔ながらの銭湯、という雰囲気とたたずまい
- 最近は現代的なデザインの銭湯が多め、小杉湯はその逆
- 不思議な安心感がある
まず小杉湯がすごいのは、そのたたずまい。こんな雰囲気のある銭湯、なかなかありません。
写真を見てもらえれば、伝わるはず。

この細い小路に、小杉湯はあります

この屋根の感じ!昔ながらの銭湯という雰囲気

この日は温泉の日で、源泉を沸かしたお風呂でした
いいでしょう。古き良き日本の銭湯、ここにあります。
最近は久松湯のように「割と現代的な銭湯」が多めですけど、ここは昔ながらの銭湯という感じ。
新しいデザインの良さが「洗練さ」だとしたら、こういう古いものの良さは「安心感」ですね。
このたたずまいと雰囲気の良さが、小杉湯の魅力のひとつです!
小杉湯の魅力②:お客さんのことを考えたサービス・アメニティ
- ミニタオル無料、バスタオルたった40円!
- シャンプー類も備え付け。500円で事足りる
- アメニティのアップデートも積極的
小杉湯の良さは、そのサービス・アメニティにも。
例えば普通の銭湯って、ミニタオルはフツー有料なんですよね。で、バスタオル100円みたいな。
小杉湯は、なんとミニタオル貸出無料。バスタオルも40円。入浴料金と合わせてもワンコイン(500円)です。

ミニタオル無料の銭湯、初めて見た
これは「気負わずにふらっと来て欲しい」という小杉湯の意向によるものだとか。ホント素晴らしい…
確かにちょっと銭湯行こうかなって思っても「あータオル持ってきてない、家にあるのに借りるのもな~」ってよくなりますもんね。
そしてアメニティですが、シャンプーやボディソープが備え付け。もちろん販売もしています。
※友人曰く「前よりいいシャンプーになってる」とのこと。アメニティのアップデートも積極的
これはかなり嬉しいですね。ホントにふらっと500円だけ持って行けば事足りてしまいます。
さらにドライヤーに関しても、つい最近新しくなったそうです。お客さんのこと、考えてる〜〜
お客さんのことを考えて、サービスやアメニティをアップデートさせていく姿勢。
これもまた、小杉湯の魅力だと感じました。
小杉湯の魅力③:交互浴のしやすい環境。湯船横に解説マンガも
- 湯船の温度が複数ある
- 不思議と水風呂に入りやすい
- 湯船横に交互浴のやり方解説マンガが貼ってある
小杉湯が「交互浴の聖地」と呼ばれる理由でしょう。交互浴のしやすい湯船環境です。
個人的に3つ、感じたことを下に書いていきます。
まず一つ目は、湯船の温度が複数あること。熱い湯船だったり、温めの湯船だったり。
小杉湯で初めて知ったんですが、熱めの湯船に入った後は水風呂に入りやすいんですね。
僕は割と水風呂が苦手だったんですが、熱いお湯に使った後に水風呂入ったらフツーにいけました。克服できた。
だから、「ゆったり浸かる用の湯船」と「交互浴用の湯船」それぞれがあるのはとてもありがたいです。
そして二つ目は、不思議と水風呂の刺激が少なく感じること。
他の銭湯で水風呂入ると「内臓がダメージ受けてる感」あったんです。冷えすぎてるような。
でも小杉湯の水風呂は入りやすい。これ僕にもよくわからないんですけど、とにかく入りやすいんです。
- 水風呂の温度が少し高め
- 湯船が小さめなので、身体まわりの水温が安定しやすい
- 超回帰水による低刺激
あたりが理由だとは思うんですけどね。不思議です。
※超回帰水については後述
そして3つ目は、交互浴解説マンガが湯船横に貼ってあること。
4コママンガで「整いレベル」ごとに交互浴のやり方が解説されてます。わかりやすい。
※「整う」というのは身体が究極にリラックスしている状態のこと
例えば、初心者向けの交互浴は「脚・腕だけを水風呂に浸からせる」やり方が解説されてます。いきなり首まで浸かるのは勇気いりますもんね。
そして整いレベル∞(むげんだい)になると、もっと精神的な、まるで「解脱」のような整いが解説されています。僕にはまだよくわかりませんでした
こういう解説が貼ってあると、交互浴初めての人もやりやすくていいですね。僕も「最後は水風呂でシメる」って小杉湯で知りました。
こんなふうに「交互浴をしやすい環境」であること。
これが小杉湯の魅力であり、交互浴の聖地と呼ばれるゆえんなのだと思います。
小杉湯についてよくありそうな質問と答え
Q:超回帰水ってなんですか?
A:「良質の軟水」とのことです。
人類、水素水でハデにエセ科学やらかしてますからね。僕も超回帰水にちょっと不信感ありました。
なんかこれもスンゲー似非科学チックな水だなと思ってたら、軟水でした。安心。
たしかに軟水が肌に優しいっていうのはよく知られてます。美肌効果もあるんだとか。
とにかく、名前が怪しいってだけでちゃんとしたものっぽいです。
※待合室で飲むこともできます。味はフツーの水でした
Q:広さはどうですか?混みますか?
A:狭い方だと思います。けっこう混んでます。でも悪くない感じ
小杉湯の湯船は4つありますけど、どれも小さめ。全体でも20人ちょっとしか入らない気がしました。
※湯船はミルク風呂とかジャグジー風呂とかいろいろ。たまに源泉使った温泉風呂もあります
そして、人気の銭湯だけあって結構混んでます。夜の0時頃でも人がいっぱいでしたね…
でも、混んでるがゆえの不快感みたいのはあんまりありません。回転も早い感じです。
どうしても空いてる状態がいい!って方は、開店直後に行くとグッド。
まとめ:小杉湯はいいぞ!一度は交互浴に行って”整え”を体感せよ!

この暖簾(のれん)も結構有名なものらしい
- 小杉湯は80年以上続く、高円寺老舗の銭湯
- 魅力①:圧倒的なたたずまい
- 魅力②:お客さんのことを考えたサービス、アメニティ
- 魅力③:交互浴のしやすい環境
- 超回帰水とは良質の軟水
- 湯船は狭めで結構混んでる、でもそんなに不快ではない
今回は、高円寺の銭湯にして「交互浴の聖地」こと小杉湯をレビューしました。
結論として、ここはかなりオススメです!みんなが褒める理由もわかりますね。
水風呂が苦手な人も、一度ここで交互浴してみてください。僕みたいに「イケる!」ってなるかもですし。
高円寺近くで泊まりの際は、ぜひ小杉湯で一風呂どうぞ〜〜
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