
HHKBはいいぞ。マジでいいぞ!
ブロガーやプログラマなど、キーボードよく使う人なら一度は聞いたことがあるキーボード。
それがPFU社のHHKB。最高峰国産キーボードです。
僕ももう数年以上使っていますが、こいつはかなり良い。
仮に壊れたとしても、またHHKBを買いなおすに違いないってくらい気に入ってます。
今回はそんなHHKB Professional2について、外観やメリット・デメリットなどを実際に使っている身からレビューします!
HHKB欲しいけど迷ってる、高いしなぁ…なんて思っているあなた。
ぜひ参考にしてください。その背中、この記事が押してくれるはずです(買うべし)。
目次
HHKB(ハッピーハッキングキーボード)とは、PFUが販売している高品質小型キーボード
HHKB Professional2とは、PFUが製造・販売している高品質小型キーボードのこと。
正式名称はHappy Hacking Keyboard Professional2。
同社のREALFORCEと並び、数あるキーボードの中でも最上級に位置するキーボードです。
最も特徴的なのが、そのキー仕様。
静電容量無接点方式を採用しており、メンブレン・メカニカルキーボードでは味わえない至高の打鍵感とタイプ正確性を誇ります。
この仕様のおかげで、スコスコッという軽いながら快適な打ち心地を実現しているわけですね。
いやホント、これは打ち込んでみればわかる。これがHHKBなのだと。
HHKB Professional2の仕様は以下の通り。
モデル | 英語配列モデル 無刻印モデル |
色 | 白・墨(黒) |
適用機種 | USBポート付PC、USBポート付きMacintosh |
接続ケーブル | 着脱式(ケーブル長1.8m)、キーボードに添付 |
キー仕様 | 静電容量無接点方式 押下圧45g 4mmストローク シリンドリカルステップスカルプチャ キーピッチ19.05mm |
キー数 | US配列60キー |
インターフェース | USB |
機能 | カスタマイズ機能 USB(2.0/1.1)HUB×2ポート(電源容量:各ポート100mAまで) |
サイズ(mm) | 294(W) x 110(D) x 40(H) キートップ上面まで |
質量 | 530g(ケーブル除く) |
HHKB Professional2の外観

全体像。かなりコンパクト
まずはHHKB Professional2の外観から見ていきましょう。
全体像はこんな感じ。矢印キーがないため、とてもシンプルかつコンパクトですね。

横から。この傾斜も、タイピングの快適さに一役買ってます
側面(サイド)はこんな感じ。特にインターフェースなどはありません。

インターフェース類。カスタマイズ用のキースイッチもある
側面(裏側)。インターフェース類がここにまとまっています。以下一覧です。
- USBダウンストリームポート×2
- USBアップストリームポート(付属の接続ケーブル専用)
- DIPスイッチ
DIPスイッチというのはキーボードのモード変更に使うスイッチのこと。
ここのON・OFFでモードを色々切り替えることができます(HHK/LIte拡張/Macintosh/設定禁止)。
詳しくはPFU公式サイトを参照のこと。まぁ僕はHHKモードそのままで使っていますが…

裏面には仕様シールと台座
こちらが背面。HHKB Professional2の仕様シールや台座がついてます。
台座は2段階の変更が可能。
HHKB Professional2のメリット・良いところ
静電容量無接点方式によるスコスコッという軽快・快適な打鍵感
キーボードを打つことの多い人にとって重要なこと。それが打鍵感です。
要するにキー打ってて快適かってことですね。HHKBはその打鍵感がずば抜けて良い。
もうなんていうんでしょう、スコスコッと打ち込まれる感覚が快感なんですよね。
一度ノリ始めたらずっと打っていたくなるような感覚。
ブヨブヨっとしたメンブレンや、カチカチッというメカニカルではたどり着けない場所にいますね。さすがは最高峰。
個人的にこの「ずっとキーを打っていたくなる」状態をタイピング・ハイと呼んでいますが、この状態になれるのはHHKBだけですね。
静電容量無接点方式による耐久性の高さ
すでに何度も書いていますが、HHKBは静電容量無接点方式を採用しています。
そのためキー部分にラバードームやスイッチのような「機械的接点」がなく、劣化が少ないんです。
つまり一度買ってしまえばほぼずっと使い続けられるということ!
一応公式では5,000万回の入力に耐えられるとのことですが、そこまで行く人はほぼいないでしょう。
仮にいたとしても、そこまで使ったなら十分に元は取れているはず。
今まで「急にキーボードが効かなくなった」みたいな経験のある方、HHKBはいいですよ。
壊れるたびに買い替える手間がありませんからね…!
キー数が少なくコンパクト!机の上もスッキリ

クロームブックの外付けとしても使えるHHKB
HHKBにおけるもうひとつの大きな特徴が、そのコンパクトさ。
キーピッチの広さに対し、この小ささは他に類を見ません。
デスクの上が広くなるのでマウス操作もしやすいですし、ちょっと狭い机でも快適に使うことができます。
職場のデスクって結構埋まりがちですからね。書類とかコーヒーのマグカップとか。
またノートPCの外付けキーボードとしても、そのコンパクトさは活躍します!
画像はクロームブックC101PAに乗せているところですが、10インチという小さなクロームブックでも外付けキーボードとして使うことができます。
※実際僕はたまに外出時クロームブックに接続して使ってます。WindowsやMacだけでなくクロームブックでも使えるんです、HHKB
職場のデスク狭いし、今のキーボードデカくて邪魔だな~~なんて思っているあなた。
HHKB買いましょう。めっちゃ快適ですよ。
HHKB Professional2のデメリット・悪いところ
キー数が少なく、独特の操作感に慣れる必要がある

かなり独特の操作感
HHKB Professional2はそのコンパクトさが魅力ですが、それゆえキー数が減っています。
そのため、ひとつに複数の役割を持たせているキーがたくさんあります。
一番顕著なのが矢印キーですね。HHKB Professional2には矢印キーが存在しません。
どうするかというと、右下のFnキーを押しながら矢印キーに該当するキーを押す形になります。
上の画像のように、小指でFnキー押しながらやる感じ。
これが慣れるまでなかなか時間かかります。こんな仕様、HHKBくらいですからね…
同時にHHKBの敷居が高いと思われているのも、この独特の仕様によるものでしょう。
しかしこれは慣れます!最初は苦戦してた僕が言うんだから間違いありません。
ある程度使っていれば、ブラインドで矢印キー入力簡単にできるようになりますよ。
シンプルに高い。しかしキーボードの最高グレードとしてはそこまででもないと思う
HHKBが敬遠されている大きな理由がその価格。シンプルに高いです。
ガジェットが溢れている現代、PC用キーボードなんて数千円もあれば買うことができます。
メンブレンの安いやつでいいなら1,000円切ることだってしばしば。
それに対し、HHKBは数万円は下りません。文字打つキーボードに数万。
あまり文字入力しない人にとっては酔狂にも思える価格だと思います。
ぶっちゃけ僕も最初は「こんなの買うやつ頭おかしいでしょ!」とか思ってました。安いやつでもキー入力なんてできるわけだし。
しかし、ブロガーやプログラマのように毎日キーボード叩く職種なら買って損はしません。
日常で多くの時間を費やすタイピングですから、その道具が高くたって効率や快適さが上がるなら安いものです。
僕だって毎日使っていますし、買ったことを後悔したことはありません。本当に買ってよかった…
それに数万円といっても、ジャンルの最高峰と考えればそう高くはないとも思うんですよね。
ギターとか考えてみてください、アレ安いのは数万円でも高いやつは数十~数百万円とかするじゃないですか。素人目に見たらそんなに変わらないように思えるのに。
ぱっと見は確かにHHKBは高いです。
しかしキーボードを毎日使う人なら、決して高い買い物ではありません。
むしろ数万円で最高峰の製品が手に入るのはオトクにも思えるんです。
まとめ:HHKBはいいぞ!キーボードよく使う人なら買って後悔しない製品

使い込んでいる分汚れが…
今回は最高峰キーボードとして名高いHHKB Professional2について、外観やそのメリット・デメリットを踏まえてレビューしました。
何度でも言いますが、このキーボードはマジで良い!
キー叩くことの多い人ならまず買って損はしないと、そう断言できる製品です。
正直僕がここまでガジェット褒めることなんてそうそうありません…そのくらいHHKBは良い。
ちょっとお値段は高めですが、ずっと使っていくと考えれば安いもの。
PFU社はこれを「カウボーイにとっての鞍」に例えています。
馬は消耗品であるが、使い慣れたインターフェースである鞍は生涯使えるものであると。
パソコンはいずれ使えなくなりますが、インターフェースであるキーボードは一生ものです。
ぜひHHKBを買おうか迷っている方は、勇気を出して買ってみてください。
最高の打鍵体験と所有欲が、あなたを満たすことでしょう…!!
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